エモンズ(USS Emmons)

エモンズ(USS EMMONS)のダイビングは忘れられない体験

エモンズダイビングは自分にとって忘れられない体験になりました。USS EMMONSの情報は事前に入手していたのですが、それほど巨大なものとは考えてなかったような気がします。それだけに実物を目の前にすると、言葉を忘れるぐらい圧倒される結果になったというわけです。

ワールドダイビングの素晴らしさはインターネットを通じて知っていましたが、予想をはるかに上回る規模だったので驚愕した次第です。自分は海洋の冒険ものが幼い頃から大好きだったので、沈没船というワードを聞くだけでテンションが急上昇してしまいます。

エモンズ(USS Emmons)ダイビング【全長106M】沖縄の沈没船

水深40mのところに沈んでいるのですが、普通なら人が近寄れない未知の領域であり、そこに溢れているロマンは無限大といっても過言ではありません。いろいろと想像している自分を見て微笑ましく感じたのか、スタッフはやさしく語りかけてくれました。どうやら自分はとても緊張していたようで、話しているうちにリラックスできたと思います。

とはいえ、いきなりダイビングをしたわけではなく、まずは目標のスポットを目指して移動しました。沖縄本島の北側からボートを使って20分ぐらいだったと記憶しています。その船旅がとても有意義で、沖縄の海が素敵な絵画のように見えました。そのまま乗船しているだけでも満足したかもしれません。それぐらい新鮮な光景がはるか彼方まで広がっていました。もちろん、そのような極上の時間にも終わりがあり、しばらくすると目標地点に到着したのです。

ここまで来ると再び緊張感が強くなってきました。自分の近くに沈没船があると思うと、どうしても胸の高鳴りをうまく抑えられません。そのまま泳ぐと危険と感じるぐらい、楽しみで小躍りするような状態でした。それを見たスタッフがまた話しかけてくれたので、平静を取り戻して潜る準備をしっかり行えたのです。

自分が選んだのは沈没船の船首側であり、そこを目指してダイビングすることになります。中央部の様子も見たかったのですが、とりあえず先頭を見ることが重要だと思いました。

1日に2回のダイビングが予定されていたので、そちらは後回しにすれば良いというのが当時の考えです。心配だったのは風の状況ですが、これも特に問題はありません。心地よい南風が吹いており、海の様子はとても穏やかです。ずっと見ていると心地よさで眠くなりそうなぐらいでした。

もちろん、このコースは上級者向けなので、そのような眠気に襲われている暇はありません。自分の実力のすべてを出し切るつもりでダイブしなければ、満足できる結果は得られないでしょう。

そう感じたので精神を集中するために少し瞑想をしました。自分は自己啓発の一環として瞑想をすることがよくあります。ただし、まさか沖縄の海上で行うとは思っていませんでした。結果的にこの取り組みが功を奏し、海と真剣に向き合う準備ができました。

ダイビングの経験はありますが、このような人工物を相手にするのは初めてです。自然と人工物が一体化しており、不思議な違和感を覚えてしまいます。決して不快なものではなく、人類が歩んできた悠久の歴史を感じられるものです。実際に潜って驚いたのは、しっかりと船体が残っていることです。

完全とはいえませんが、全貌をイメージできるぐらいの状態でした。壊れてしまっている部分もたくさんありますが、それも切なさが伝わってきて最高です。かつて多くの人が乗っていたことに思いをはせると、海の中でセンチメンタルな気持ちになりました。

しかも、これはまだ途中経過にすぎず、自分がそこから去った後も崩壊は続きます。いつかは完全に海の藻屑になると思うと、USS EMMONSの奇妙な運命に感心しました。自分が沈没船を見るのは、これが人生で最後かもしれません。それが分かっていたからこそ、その場から泳ぎ去ることが悲しくなりました。

次に行くときはシングルチャージにするつもりです。一人で写真をいろいろと撮影したいと思っており、そのための構図もすでにイメージしています。とはいえ、自分はあくまでも素人なので撮影のスキルは高くありません。よって、事前にスタッフに相談することを計画中です。

そこには魚雷なども残っており、歴史的にも価値がある場所だと認識しています。そのため、単純にダイビングを楽しむのではなく、いろいろな知見を得る体験としても有効です。多くのリピーターが訪れるスポットと聞いていたのですが、その理由がよく分かりました。自分のそのリピーターの仲間入りをする可能性が高いです。

ダイビングの期間が空きすぎると不安になりますが、こちらはスタッフがサポートしてくれるので安心です。経験が少なかった自分がこれほど満足できたのも、スタッフの尽力があったからに他なりません。他とは違って、リピーターには割引サービスがあることも魅力的です。優秀なカメラをレンタルできるので、それを使わせてもらうことも検討しています。